さいとう伸一の
政治活動報告

  11.改善型公営企業としての市営交通の経営について



 質問
 交通局では、一般会計からの任意補助金に頼らない自主自立の経営を行う「改善型公営企業」の実現を目標として、19年度に市営交通5か年経営プランを策定し、経営改革に取り組んでおります。
23年度は本プランの最終年度であり、交通局では残された課題解決に向けて取組を進めていると聞いております。

  • 市営交通5か年経営プランの経営目標の達成状況とその評価について、交通局長に伺います。
 二見交通局長答弁
 これまでの取組の結果、22年度決算では、バス・地下鉄両事業そろって経常黒字を達成するなど、自主自立の経営が定着し、目標を達成できる見込みとなっております。
 また、長年の課題であった将来の人件費負担の軽減についても、23年度に人事給与制度の見直しを実施し、中長期的な収支見通しに一定の目途が立ちました。
 こうした取組により、改善型公営企業として市営交通の役割を発揮し続ける環境が整ってきたと考えております。

 質問
 5か年経営プランは23年度までの計画であり、24年度予算案では、この24年度を「交通局の新たなスタートの年」と位置付け、経営力強化の柱として、増収対策とサービスの向上を掲げております。

  • 24年度予算における増収対策とサービス向上の基本的な考え方について、伺います。
 二見交通局長答弁
 交通事業を取り巻く環境は、少子高齢化の進展などにより、厳しい状況が続いていくと考えておりますが、こうした中で、サービスを向上させ、お客様満足度を高めていくことが、真に増収につながっていくと考えております。
 こうしたサービス向上と増収が連動した取組を進めることを基本とし、24年度においては、バス・地下鉄のIT環境改善や地元プロスポーツチームとの連携強化、資産の有効活用などに取り組んでまいります。

 質問
 今後、改善型公営企業としてさらなる自主自立の経営を進めていくために、5か年経営プランに続く「24年度からの新たな中期経営計画」を策定すると聞いております。

  • 新たな中期経営計画の基本的な考え方について、伺います。
 二見交通局長答弁
 これまでの改革の成果を持続しながら、常にチャレンジを続け、お客様や地域社会の皆様と利益を共有し、将来にわたって皆様に信頼され、共に成長する市営交通を目指していくことを基本的な考えとしてまいります。
 また、本計画の推進にあたりましては、「チーム交通」として同じ価値観を共有し、交通局全職員が一丸となって主体的に取り組んでいくことを、基本としてまいります。

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