さいとう伸一の
政治活動報告

 子どもが最優先される社会づくり

答弁を要旨としてまとめたものであり、実際の答弁とは若干異なります。

<質疑>
 薬物乱用対策について、今後、本市として総合的にどのような取り組みを行っていくのか伺いたい。
【答弁】
 これまで啓発教育用ビデオとパネルの貸出、ポスターの掲示やリーフレットの配布などの啓発活動や薬物相談業務、家族教室などを開催している。
 今後の取組としては、販売業者に対する監視指導の強化を図るとともに、青少年に対する啓発活動の重要性を踏まえ、青少年対策推進本部等において、一層の総合的な取組を推進していく。

<質疑>
 子どもの安全を守るためには、家庭、学校、地域、警察の連携が重要であり、特に正確かつ迅速な情報の受伝達を可能とする仕組みづくりが不可欠であるが、考えを伺いたい。
【答弁】
 子どもを犯罪から守るためには、不審者情報などについて、地域、学校、区、警察など、それぞれが情報を得た段階で、お互いに情報の交換を行い、地域における日常的な子どもの見守り体制を強化する仕組みづくりが、大切と考えている。
 そのためにも、日ごろから緊密な関係を築き、犯罪を寄せ付けない地域をつくっていくことが必要であり、昨今の状況を見ますと、この重要性を特に痛感している。

<質疑>
 各学校での通学路点検の留意点は何か、また、点検結果をどのように安全対策に活かしていくのか、教育長に伺いたい。
【答弁】
 各学校での通学路安全点検の留意点については、従来の交通安全の観点に加え、①人通りが少ない道路、人が隠れやすい場所など危険箇所の確認、②「子ども110番の家」や商店など万一の時に駆け込める場所の把握など、防犯上の観点からのチェックが重要と考えている。
 その点検結果の活用につきましては、まずは児童生徒に対する安全指導に活かすとともに、家庭や地域と問題点を共有し、通学路の変更も含め対応を協議すること、また、必要に応じ、警察等の関係機関との連携を図ることなどにより、安全対策に繋げていくことが重要と考えている。

<質疑>
 防犯教育について、市立学校では具体的にどのように進めているのか、また今後どのような取り組みを進めるのか、その取り組み内容について教育長に伺いたい。
【答弁】
 防犯教育の学校での進め方について、総合的な学習の時間等で、見知らぬ人に声をかけられたときの対応の仕方や具体的な事例に即した防犯マップづくりを行っているほか、警察署や民間の警備会社等と連携して危機場面の対処の仕方などについて体験的な学習活動を行っている。
 また、教育委員会としての今後の取組内容についてですが、全市立学校に子どもが保護者と共に学べる「防犯チェックシート」を近く作成・配付する。このシートでは、実際に通学路や周辺道路を保護者と共に歩いて危険箇所や逃げ込める場所の確認をしたり、危機に遭遇した場合の具体的な対処方法について学習できるよう考えている。

<質疑>
 「こどもや青少年」に焦点をあてた施策を総合的に展開することで、市長は、どのような横浜の未来を展望しているのか伺いたい。
【答弁】
 横浜の未来を担う子どもたちが、いきいきと育つ社会をつくることは、私たち大人の責任であると認識しており、こうした観点から、子ども・青少年施策を総合的に進めていく。
 その結果として、若者に様々なチャンスがあり、希望と社会的使命を感じて楽しく仕事ができる街・横浜、という未来像を描いている。
 また、横浜の子どもたちに、例えば、長期ビジョン策定に向けて議論されているような、新たな「横浜らしさ」を生み出す担い手になって欲しいとも考えている。

<質疑>
 「かがやけ横浜子どもプラン」にある「豊かな社会的関係を育む成長空間を創る」という基本目標の達成に向けて、市長はどのような取り組みを進めていくことが大切だと考えているのか伺いたい。
【答弁】
 子どもが自立、成長していくステージは家庭や学校を始め、地域社会の中にもあるべきだと思う。地域でも、子どもどうしや大人と子どもが様々に交流し、励まし合っていく成長空間を、意図的につくっていくことも大切である。
 例えば、保護者を始め、多くの市民の方々の参画により、安全で快適な放課後の居場所を確保する。
 また地域の協力による乳幼児とのふれあい体験や企業の協力による職業体験を推進する。
 さらには、地域の大人たちが青少年に関心を持ち、見守り、積極的に支援する中で、地域の力で青少年の居場所がつくられるなどの取組が大切であると考えている。