さいとう伸一の
政治活動報告

  6.教員が子どもと向き合う時間の確保について



 質問
 昨今、教育現場は多忙を極め、教員が子どもたちに向き合い、子どもたちの悩みや不安を聞く機会が少なくなっているのではないか、といった声を耳にします。
 さらには、非行の低年齢化など子どもたちの抱える課題が複雑多様化し、心理的なケアを必要とする事案も増えており、その意味では心理の専門家が連携し、子どもが安心して相談できる体制を整えることが必要と考えております。24年度予算案には学校へのカウンセラー派遣を拡充するための予算が計上されております

  • 学校へのカウンセラー派遣の拡充のねらいについて、教育長にお伺いいたします。
 山田教育長答弁答弁
 子ども達の抱える課題も多様化し、心理的なケアを必要とするケースも増えておりますので、これまで小学校では2~3週間に1回程度だった訪問回数を、平成26年度までに中学校と同様に1週間に1回程度とすることにより、児童や保護者の皆様の悩みや不安の軽減を目指します。
 また、教員が児童の問題行動等への具体的な対処方法などを、カウンセラーに相談する機会も増えますので、ゆとりを持って児童に接することができるようになると考えます。

 質問
 カウンセラー派遣の拡充や「児童支援体制強化事業」をはじめ、「教員が子どもと向き合う時間の確保」のために教育予算を拡充するとことについては評価するところですが、これらの施策の結果として、子どもたちのよりよい成長につながる、ということが何よりも重要なことであります。

  • 「教員が子どもと向き合う時間」の確保により、子どもたちの教育にどのような効果が期待できるのか、伺います。
 山田教育長答弁答弁
 教員に時間的な余裕が生まれることにより、より一層子どもと向き合い、個別の学習指導等、子どもの課題や状況に応じたきめ細かな指導をすることが可能となります。
 さらに、授業内容や指導方法の研究を充実させ、教員の授業力を高めることにより、子ども達の学ぶ意欲や確かな学力の向上につなげることが期待できます。
 今後とも、教員が子どもと向き合う時間を確保するために、教育委員会として学校を支援してまいります。

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