さいとう伸一の
政治活動報告

市政報告 12 皆さまの声をカタチに


幼児虐待、撲滅に向けて
 最近、信じ難い児童虐待事件が後を絶ちません。私自身、3歳になる娘の父親として〝最も愛されるはずの親〟から虐待を受ける、こんなことが世の中に存在してはならないと強く思います。
 孤立社会といわれる昨今、まず母親を孤立させないことが重要と考えます。そこで私は、孤立を防ぐために、定期的な乳幼児健康診査(3歳までに3回)の受診に来ていない保護者をデータベース化し、必要に応じて保健師などを派遣することを市長に提案。
 その結果、各家庭が抱える育児に対する不安や悩みを早期に解消できる仕組みづくりに向け着手する事になりました。
 ちなみに市内で現在、こうした定期健診に来ていない子どもは全体の約5%。この子たちの親が支援を必要としているのか等の情報を一刻も早くキャッチし、的確に関わっていく事が今後、幼児虐待防止への第一歩になるもの思います。
内水ハザードマップ作成を
 さらに、この夏も連日、各地で発生した局地的な強い雨(ゲリラ豪雨)に対処すべく、「より身近で現実的な浸水被害の想定を市民に公表すべき」と指摘。すでに作成されている『外水ハザードマップ(浸水予想区域図)』に加え、『内水ハザードマップ』の作成を提案しました。
 皆さんもニュース映像などでご覧になった事もあると思いますが、最近頻繁に発生している洪水は河川等による氾濫(外水氾濫)被害とは異なり、都市部の排水能力を大幅に上回る局地的な強い雨により、地面の下で処理しきれなくなった雨水が地表に溢れ出す〝内水氾濫〟と呼ばれるタイプが大半です。普段は目にする機会のない地下の状況を把握しなければ、正確な浸水被害の予想はできません。そのため市長もこのマップ作成について、早期に取り組む方針を示しました。
中小企業の実態調査、実施へ
 私は、日々〝現場第一主義〟を大切しています。「困っている」という言葉を聞けば、まずその〝現場〟へ急行。
 最近では、厳しい経済状況に加え、急速な円高の影響が市内の中小企業へも確実に波及しています。先行きの不透明感が強くなる中、私は「市を支える企業の〝生の声〟を、どの様に市政に活かしていくのか」と市長に質問しました。
 今月中旬をメドに、市内全ての中小製造業者(約7400社)を対象に、経営課題などに関するアンケートやヒヤリング調査を実施。企業の実態を把握した上で精度・確度の高い支援策を打ち出す事となりました。
 これからも、皆様からのご意見を具体的なカタチにすべく、様々な問題に立ち向かい、精一杯力を注いでいきたいと思います。