さいとう伸一の
政治活動報告

8.横浜プロモーションの推進

答弁を要旨としてまとめたものであり、実際の答弁とは若干異なります。

<質疑>
 今年の日米交流150周年・開国150周年を皮切りに、2009年には開港   150周年を迎える。開港150周年は、オンリーワン都市の推進を図り、集客力アップなどの政策課題を実現していくための絶好の機会だと思うが、市長の考えを伺いたい。
【答弁】
 2009年の開港150周年は、本市にとって、開港以来、横浜が独自に培ってきた、国際性や先進性、歴史など、他都市にない特長を伸ばして、次の150年に向けて、横浜らしさがあふれるような街づくりをハード、ソフト両面から進めていく重要な契機であると考えています。
 また、2009年には、横浜ならではの魅力的な記念イベントを多く展開し、多くの市民や来街者に楽しんでもらえる絶好の機会であろうかとも思いますし、改めて歴史認識をする良い機会と思っております。
 こうした考えに基づき、今年度は、「横浜150協議会」と連携しながらプレイベント等の強化を図っていく一方、開港150周年記念事業に対する基本ビジョンの策定などに、積極的に取り組んでまいります。

<質疑>
 開港150周年は、市民全体で盛り上げながら祝っていくことが重要であり、そのためには記念事業を市民との協働で進めていくことが必要ではないだろうか?
【答弁】
 開港150周年は、市民が港に感謝し、横浜に愛着と誇りを感じて、一体となって盛り上がっていく貴重な機会であると考えています。 
 こうした考えが2009年に実現できるよう、今後、記念事業の企画や実施など、市民・民間・行政が一体となって取り組んでいける仕組みづくりを進めてまいります。
 本年度は、すでに策定した「開港150周年」のロゴマークの活用や既存イベントとのタイアップ等、多くの機会を利用しながら、市民の関心を高めてまいります。

<質疑>
 今後の大学院「映像研究科」の拡充に向けて、本市はどのような対応を行う考えなのか?
【答弁】
 東京芸術大学では、「映像研究科」の更なる拡充や、それに伴う本格的な施設整備などの可能性を検討しており、本市としても、映像文化都市づくりの推進に向け、人材育成機能の強化は重要な課題であり、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
 今後は、東京芸術大学と連携して、国や産業界に積極的に働きかけ、ウォーターフロントの公有地の活用や、映像文化関連企業の事業参画などの取組みを行ってまいりたいと考えております。

<質疑>
 羽田空港の再拡張・国際化は、横浜経済の牽引役として大きな期待が込められた事業であり、2009年に向けて、観光振興や企業誘致などの施策を積極的に展開し、国際集客力の強化を図るべきだと考えるが、どのように取り組んでいくのか。
【答弁】
 観光振興については、東アジア方面からの観光客、ビジネス客が数多く横浜を訪れるよう、国のビジットジャパンキャンペーンの一環として横浜への集客プロモーションを推進するとともに、今後整備される羽田空港の国際線ターミナルに、横浜の観光情報センターを設置するよう強く国に働きかけてまいります。
 また、企業立地促進条例などの支援制度を最大限に活用し、みなとみらい21地区などにおいて、IT、コンベンション、映像関連産業など特色ある企業の誘致を進めるほか、アジア地域をターゲットにシティセールスを積極的に行うなど、海外企業の誘致にも取り組んでまいりたいと考えております。 

<質疑>
 みなとみらい線の東急東横線東京方面からの利用状況について伺いたい。
【答弁】
 東急東横線を利用してみなとみらい線で乗り降りされている方々のうち、東京方面から利用されている方は、全体の約4分の1となっております。

<質疑>
 横浜市内だけでなく、広範囲でのPRが必要であると思われるが、今後の広報活動についてはどうなのか?
【答弁】
 開業に向けて、都内の主要駅においてポスターを集中的に掲出するとともに、種々の媒体を活用して、横浜の魅力と合わせ、みなとみらい線のPRに努めてまいりました。
 また、開業後には駅構内においてコンサートを実施するとともに、ゴールデンウィーク期間中には、東京都心と直結するイベント列車を運行するなど話題づくりにも努めております。
 今後も様々な機会をとらえて、イベントの企画を行うとともに、広報活動を広範囲で行ってまいります。

<質疑>
 みなとみらい線の各駅への誘導や、まちの各施設への誘導をさらに充実すべきであるが、どのように考えているのか?
【答弁】
 開通後の人の流れをみながら、既存の案内標識を再点検し、配置や表示の見直しを行い、新しい観光名所となりつつある駅舎や、まちの施設の位置がすぐにわかるような工夫をして、みなとみらい線をさらに使いやすい鉄道にしてまいります。
 このことにより、初めて横浜を訪れる方々にとっても、安心して回遊できる街にしたいと考えております。

<質疑>
 みなとみらい線の開業を契機に、みなとみらい21地区でどのような開発の促進を図ってゆくのか?
【答弁】
 みなとみらい線の開業による交通利便性の向上、来街者の増加による賑わいの高まり、企業立地促進条例による支援策など、当地区の優位性を広くPRし、企業誘致に、積極的に取り組んでまいります。
 また、今後土地利用が可能となる街区につきましても順次、経済動向や企業ニーズを見極めながら公募を実施し、業務、商業、文化、スポーツなど、多様な機能の集積を促進してまいります。