さいとう伸一の
政治活動報告

『ガン対策について』研究会を開催(7月1日)



 公明党横浜市会議員団は、東京大学医学部付属病院の放射線科准教授(緩和ケア診療部長)の中川恵一氏を講師に招き、ガン対策について研究会を開催しました。

 中川准教授は講義の中で、

  1. ガンのメカニズムとして、毎日約5千個のガン細胞が誕生し、それを死滅させるため免疫細胞が攻撃しているものの、生き残ったひとつのガン細胞が10年から20年の長い年月をかけて人体の生死にかかわるまで成長すること
  2. 食文化の欧米化にともない、日本のガンも多様な変化をしていること
  3. 長寿社会になったことで、死亡原因に占めるガンの割合が飛躍的に増えていること

 以上3点に触れ、ガンを知ることの重要性を訴えました。
 さらに、日本のガン治療は、除去手術が主流であり、放射線・抗ガン剤治療やその併用が有効なケースであっても、適切な治療が行われていないこと、初期のガンは完治率が非常に高いにもかかわらず、ガン検診の受診率の低さが課題であることなどの問題提起があり、活発な意見交換を行いました。
 公明党横浜市会議員団は、これまでも議会等を通じてガン対策の総合的な取り組みを主張しておりますが、これからもガン検診の受診率の向上策や緩和ケアの充実、放射線治療の人材不足の解消に全力で取り組んでまいります。